受売り(読み)ウケウリ

デジタル大辞泉 「受売り」の意味・読み・例文・類語

うけ‐うり【受(け)売り/請(け)売り】

[名](スル)
製造元問屋などから卸してきた品を転売すること。
ある人の意見学説をそのまま他人に説くこと。「人の話を―する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「受売り」の意味・読み・例文・類語

うけ‐うり【受売・請売】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 製造元または問屋から商品委託をうけて小売りすること。また、その人。委託販売
    1. [初出の実例]「材木請売事、已上可停止之」(出典:近衛家本追加‐延応二年(1240)三月一八日)
  3. 他人の意見や学説をそのまま自分の説のようにして述べること。
    1. [初出の実例]「学文にもうけ売(ウリ)の人こそおほく」(出典:仮名草子清水物語(1638)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android