受禅(読み)ジュゼン

デジタル大辞泉 「受禅」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐ぜん【受禅】

[名](スル)《「禅」は天子が位を譲る意》先帝から帝位を譲られて即位すること。→禅譲

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精選版 日本国語大辞典 「受禅」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐ぜん【受禅】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「禅」はゆずりの意 ) 前帝の譲りを受けて即位すること。新帝が位につくこと。
    1. [初出の実例]「同六月廿五日、俄に親王の宣旨くだされて、やがて其夜受禅ありしかば」(出典:平家物語(13C前)一)
    2. [その他の文献]〔宋書‐楽志四〕

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普及版 字通 「受禅」の読み・字形・画数・意味

【受禅】じゆぜん

天子の位を譲り受ける。〔孔叢子、雑訓〕夫(そ)れ禪を人に受くるは、則ち其の統を(つ)ぎ、命を天に受くるは、則ち之れを革(あらた)む。

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改訂新版 世界大百科事典 「受禅」の意味・わかりやすい解説

受禅 (じゅぜん)

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世界大百科事典(旧版)内の受禅の言及

【践祚】より

…しかし平安時代以降,践祚と即位が別個の儀礼となる一方,譲位が常例化するにともない,おもに先帝の没後をうけた場合に践祚の語を用いるようになった。なお,皇位を譲りうけることを受禅(禅は譲と同義)という。践祚と即位が未分離の時代の皇位継承の儀礼は,中臣の寿詞(よごと)奏上と忌部の神璽(しんじ)の鏡剣の奉上および即位の宣命の宣読をおもな内容とした。…

※「受禅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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