禅譲(読み)ゼンジョウ

大辞林 第三版の解説

ぜんじょう【禅譲】

( 名 ) スル
中国で易姓革命の思想から、天子がその位を世襲によらず、徳のある者に譲ること。 → 放伐
天子が位を譲ること。譲位。
権力の座を話し合いによって他に譲り渡すこと。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の禅譲の言及

【皇帝】より

…ここで皇帝は王の中の王が持つ尊号となり,諸王の上位に位するものとなった。後漢末,魏王曹丕(そうひ)は漢の献帝から皇帝の位の譲りをうけて魏王朝を始め,いわゆる禅譲の例をひらいた。始皇帝が定めた皇帝という尊号には,その功と徳が古代の三皇五帝よりも大であるという意味がふくまれていた。…

【禅譲放伐】より

…王朝交代の形式をいう儒教の用語。古代中国では,君主は生前に臣下の中の最も徳の高い者を後継者として指名し,平和裏に位をゆずる禅譲がとられた。尭(ぎよう)がその子丹朱をおいて舜(しゆん)に位をゆずったのがその始まりである。…

【文帝】より

…220年,父が死ぬと魏王,丞相の位をついで後漢王朝の実権を掌握,九品官人法を行って反魏派勢力を排除しつつ父が整えた王朝交替をおしすすめ,献帝の譲位と群臣の勧進を三たび辞退したのちに受諾,洛陽を都に魏王朝を開いた。尭・舜・禹が行ったとされる禅譲革命を初めて完全な形で実行,以後,後周にかわった宋の太祖までこれが手本とされた。 内政面では,後漢の弊にかんがみて宦官が塩署令以上に就いたり外戚が輔政の大任に当たることを禁じる一方で,文帝自身がしばしば弟の諸王に地位をおびやかされたことから,お目付役をおいて皇族の動静に監視を加えた。…

※「禅譲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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