日本歴史地名大系 「古湯山村」の解説 古湯山村ふるゆやまむら 佐賀県:佐賀郡富士町古湯山村[現在地名]富士町大字古湯川上(かわかみ)川をさかのぼって川の西側、貝野(かいの)川・天川(あまがわ)川との合流点に開かれた平地にある。標高約二〇〇メートル。交通の要衝で現富士町の中心的位置にある。中世末、佐賀・小城(おぎ)・神埼の山内(さんない)郷を支配するため城塞が築かれていた。天文一四年(一五四五)二月一〇日の少弐冬尚の知行預状(杠家文書)によれば、<資料は省略されています>とあり、冬尚が竜造寺家兼を筑後に追って佐賀周辺の支配を一時的に手に入れ、山内にも手を伸ばしたことを物語り、布類井は古湯と考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by