古谷村(読み)こやむら

日本歴史地名大系 「古谷村」の解説

古谷村
こやむら

[現在地名]朝倉村古谷

小屋村とも書く。今治いまばり平野の南部に位置し、頓田とんだ川の支流多伎たき川の流域一帯を占める。古くから開発された所で多伎宮たきのみや古墳群、式内社の多伎神社、正元元年(一二五九)造立の棟札写のある竹林ちくりん寺などがある。戦国期には正岡氏の居城鷹取たかとり城があった。

慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)越智郡の項に「小屋村 日損所、野山有、柴山少有」とみえ、村高は九三〇石三斗一升三合である。

古谷村
ふるやむら

[現在地名]小笠町古谷

川上かわかみ村の北、牛淵うしぶち川の支流丹野たんの川の東に位置し、同川の支流古谷川が流れる。村の南端秋葉街道(信州街道)が通る。正保郷帳に村名がみえ、田方一八二石余・畑方一八石余、「芝山」「新田有」の注記がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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