句句(読み)クク

デジタル大辞泉 「句句」の意味・読み・例文・類語

く‐く【句句】

言葉詩歌の一句一句。
「其文もまた絶妙にして―錦繍なるが故に」〈逍遥小説神髄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「句句」の意味・読み・例文・類語

く‐く【句句】

〘名〙
① ことばの一句一句。それぞれの句。
※性霊集‐三(835頃)中寿感興詩「句々金玉。字々円融」
太平記(14C後)四〇「句々に真理法義を宣べ被(ら)れしかば」 〔法華文句記‐一上〕
② 歌や詩の一句一句。各句。
万葉(8C後)一一・二六三四左注「右一首上見柿本朝臣人麻呂之歌中也。但以句々相換故載於茲
俳諧俳句の一句一句。
四河入海(17C前)七「此詩は句々に風を作が、此第一句は時節を作ぞ」

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