叩けよさらば開かれん(読み)タタケヨサラバヒラカレン

デジタル大辞泉 「叩けよさらば開かれん」の意味・読み・例文・類語

たたけよさらばひらかれん

新約聖書マタイによる福音書」第7章から》ひたすら神に祈り、救いを求めれば、神は必ずこたえてくださる。転じて、積極的に努力すれば必ず目的を達成することができる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「叩けよさらば開かれん」の解説

叩けよさらば開かれん

自分から積極的に努力すれば、おのずから可能性が開けることのたとえ。

[使用例] あの辺は私の好きなところでございます。おお叩けよ、さらば啓かれん――わたしどもはきっと最後勝利者でございますね[島崎藤村新生|1918~19]

[解説] 新約聖書に由来することばで、キリスト教では、神の国の門は待っていても開かれず、ひたすら神に祈り、救いを求める者に神はこたえてくれるという意味で用いられます。日本では、キリスト教信仰とは必ずしも関係のない文脈で使われることも多くあります。

英語〕Seek and ye shall find.(尋ねよ、さらば見出さん)

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android