叩の与次郎(読み)たたきのよじろう

精選版 日本国語大辞典 「叩の与次郎」の意味・読み・例文・類語

たたき【叩】 の 与次郎(よじろう)

  1. ( 「与次郎」は京都の悲田院村に住んだ非人頭通称。転じて、与次郎支配下の門付芸に従事した者の総称 ) 江戸時代正月手拍子をとり早口に祝いの文句を唱えながら、市中を巡り歩く者の通称。
    1. 叩の与次郎〈人倫訓蒙図彙〉
      叩の与次郎〈人倫訓蒙図彙〉
    2. [初出の実例]「住(すむ)人もなく不断あき家 門口をたたきの与次郎徒(いたづら)に〈松山玖也〉」(出典:俳諧・二葉集(1679))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android