召合(読み)めしあわせ

精選版 日本国語大辞典 「召合」の意味・読み・例文・類語

めし‐あわせ ‥あはせ【召合】

〘名〙
① めしあわせること。召して相対させること。
引戸障子などで、両方から引き寄せて閉じるようになっているもの。また、その合わさる所。
太平記(14C後)三五「貫はきながら、召合せの内へ走入て屏風障子を踏破り」
③ 相撲の節(せち)の当日、左右相撲人(すまいびと)を召し出して勝負を決めさせること。相撲(すまい)の召し合わせ。
※俳諧・俳諧新式(1698)七月「相撲(すまひ) 諸国供御の人をめしあつめて七月にすまひの節といふ事をおこなひて天子の御覧ずる也、始をば召合といふ、後にすぐりてめさるるを抜手といふなり」

めし‐あわ・す ‥あはす【召合】

[1] 〘他サ下二〙 官に召し出して立ち合わせる。お呼びになって互いに対させる。
東寺百合文書‐に・永仁四年(1296)一一月一二日・氏名未詳奉書「すけはるいきからうせきはきろくそにてめしあはせられ候べし」
[2] 〘他サ四〙 (一)に同じ。
※日蓮遺文‐撰時抄(1275)「帝此の事をおどろかせ給て六宗碩学に召合させ給」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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