日本歴史地名大系 「可候峠」の解説 可候峠そろべくとうげ 長野県:長野市松代地区加賀井村可候峠[現在地名]長野市松代町東条加賀井(かがい)村より北へ旧道を登り大室(おおむろ)村に通ずる古道の峠である。尼飾(あまかざり)山系が鞍部を成した位置にある。その坂路が草書の可候の字形に屈曲しているので、この名称がある。伝承によれば、この峠から南に下り加賀井村・(そり)町・台町より関屋村・地蔵峠を経て上田に通ずる現県道松代―真田線にあたる古道があり、弘治二年(一五五六)の真田幸隆の尼飾城攻めもこの道を使ったものと思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by