精選版 日本国語大辞典 「台・萼」の意味・読み・例文・類語
うてな【台・萼】
〘名〙
① 四方を眺めわたすために土を積み重ねて作った壇。〔十巻本和名抄(934頃)〕
② 高い盛り土の上の建築物。高殿(たかどの)。
※竹取(9C末‐10C初)「葎はふ下にも年はへぬる身の何かは玉のうてなをも見む」
③ (「蓮のうてな」の意から) 仏説で極楽往生した者の座るという蓮の花の形をした台。蓮台。
⑤ (萼) 植物の萼(がく)。「はすのうてな」から出た「はなのうてな」の意が広がったものという。
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