台所船(読み)ダイドコロブネ

デジタル大辞泉 「台所船」の意味・読み・例文・類語

だいどころ‐ぶね【台所船】

料理を供するために本船に付きしたがう船。くりや船。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「台所船」の意味・読み・例文・類語

だいどころ‐ぶね【台所船】

〘名〙 船遊びなどの屋形船に付随して料理を作りまかなう小船厨船(くりやぶね)とも称し、江戸大坂川筋での船遊びに多く使われた。また、近世大名川御座船にも台所御座船と呼ぶ同じ目的のものがあり、これはかなり大型船であった。賄舟(まかないぶね)
※俳諧・談林十百韻(1675)「磯うつなみのその鮒鱠〈卜尺客帆の台所ふねかすみ来て〈一鉄〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android