司掌(読み)シショウ

デジタル大辞泉 「司掌」の意味・読み・例文・類語

し‐しょう〔‐シヤウ〕【司掌】

律令制で、諸官庁に置かれた最下級の職。官掌かじょう省掌などの総称使部監督設営などに当たった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「司掌」の意味・読み・例文・類語

し‐しょう‥シャウ【司掌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 職務をつかさどること。また、その人。〔福恵全書‐刑名部・詞訟・設便民房〕
  3. 令制の職名。諸官司の掌の意で、官掌・省掌・台掌職掌坊掌寮掌・府掌・使掌・司掌の総称。必ずしもすべての官司に置かれたのではないが、最下級の職の一つで、四等官に属さず、多く使部・直丁の上にあって、受付・使部の監督・守衛・設営その他の任に当たった。〔延喜式(927)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「司掌」の読み・字形・画数・意味

【司掌】ししよう

つかさどる。

字通「司」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android