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使部(読み)シブ

世界大百科事典 第2版の解説

しぶ【使部】

日本古代律令制の官職の一つ。〈つかいべ〉ともいう。すべての在京官司に置かれる下級官職だが,官司の規模と等級に応じて定員に差等がある。多きは太政官に160人,少なきは司に6人から16人。定められた職掌はなく,雑用に従事する。交替勤務する内分番の官で,8年(のち6年)ごとに成績が審査される雑任(ぞうにん)の一つ。畿内出身の六位以下八位以上の官人の嫡子で,とりたてて才能のない者をもって任ずる。【早川 庄八】

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世界大百科事典内の使部の言及

【使部】より

…日本古代律令制の官職の一つ。〈つかいべ〉ともいう。すべての在京官司に置かれる下級官職だが,官司の規模と等級に応じて定員に差等がある。多きは太政官に160人,少なきは司に6人から16人。定められた職掌はなく,雑用に従事する。交替勤務する内分番の官で,8年(のち6年)ごとに成績が審査される雑任(ぞうにん)の一つ。畿内出身の六位以下八位以上の官人の嫡子で,とりたてて才能のない者をもって任ずる。【早川 庄八】…

【番上】より

…諸官庁の構成のなかで,雑任(ぞうにん)クラスの下級職員は,いずれも番上である。すなわち,中央諸官庁,大宰府,諸国などの史生,中央の伴部,使部,官掌・省掌などの掌類,大舎人・東宮舎人・中宮舎人らの舎人(とねり),兵衛,および親王の公的従者である帳内(ちようない),貴族官僚の公的従者である資人などは,いずれも番上であり,また大宰府や諸国府に勤務した下級職員たちも番上であった。そして式部省に籍を置く散位六位以下は散位寮に番上し,地方諸国の外散位は国府に番上したのであり,国府に番上した下級職員たちとともに外分番ともよばれた。…

※「使部」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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