合い判(読み)あいはん

精選版 日本国語大辞典 「合い判」の意味・読み・例文・類語

あい‐はんあひ‥【相判・合判】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 二人以上の人が一緒に責任をとることを証するために連帯で押す判。連判
    1. [初出の実例]「相判事、加州固辞。後日入御耳、遂以加判。祝著之至也」(出典十輪院内府記‐文明一四年(1482)九月二一日)
  3. 二重売買などのため、同一物件につき二通以上の契約書が作成され、二人以上の権利主張者が存在すること。
    1. [初出の実例]「一 田畠相判事、年号日付可前後事」(出典:長宗我部氏掟書(1596)九一条)
  4. ( 「あいばん」とも ) =あいいん(合印)
    1. [初出の実例]「こりゃこりゃ長松、合判(アヒバン)を押した分は、蔵へ持って行って来い」(出典:歌舞伎天衣紛上野初花河内山)(1881)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む