吊り出し(読み)ツリダシ

デジタル大辞泉 「吊り出し」の意味・読み・例文・類語

つり‐だし【×吊り出し】

相撲きまり手の一。両まわしを引いて相手のからだをつり上げ、土俵の外へ運び出す技。

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精選版 日本国語大辞典 「吊り出し」の意味・読み・例文・類語

つり‐だし【釣出・吊出】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物を糸や綱で引っかけ、つり上げて出すこと。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「入口破風(はふ)屋根、是へ瓦斯の釣出(ツリダ)し」(出典:歌舞伎・木間星箱根鹿笛(1880)序幕)
  3. だましてさそい出すこと。おびき出すこと。
    1. [初出の実例]「折角内に仕事をして居る者をば、釣出(ツリダ)しに来て」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)前)
  4. 相撲のきまり手の一つ両手で相手のまわしを引き、腰を落として相手をつり上げ土俵外に運び出す技。〔相撲講話(1919)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「吊り出し」の意味・わかりやすい解説

吊り出し
つりだし

相撲の決まり手の一つ。四つに組んだ場合,機をみて,主として胸を使い,相手を吊り上げて,土俵外へ運び出す。力士の大型化で減少した大技

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