吊上(読み)つるしあげ

精選版 日本国語大辞典 「吊上」の意味・読み・例文・類語

つるし‐あげ【吊上】

〘名〙
① 物の一端をひもやロープなどに固定し、つるして上方にあげること。
※徳山道助の帰郷(1967)〈柏原兵三〉一「大砲甲板から空中に吊し上げになった」
多数の者が集まって、一人または少数の人をきびしく責めなじること。
三等重役(1951‐52)〈源氏鶏太〉ボーナス異変「十数人の妻帯職員たちにとり囲まれて、吊(ツル)し上げに遭った」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android