吊上(読み)つるしあげ

精選版 日本国語大辞典 「吊上」の意味・読み・例文・類語

つるし‐あげ【吊上】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物の一端をひもやロープなどに固定し、つるして上方にあげること。
    1. [初出の実例]「大砲は甲板から空中に吊し上げになった」(出典:徳山道助の帰郷(1967)〈柏原兵三〉一)
  3. 多数の者が集まって、一人または少数の人をきびしく責めなじること。
    1. [初出の実例]「十数人の妻帯職員たちにとり囲まれて、吊(ツル)し上げに遭った」(出典三等重役(1951‐52)〈源氏鶏太〉ボーナス異変)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android