同塵(読み)どうじん

精選版 日本国語大辞典 「同塵」の意味・読み・例文・類語

どう‐じん‥ヂン【同塵】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「老子五六」の「挫其鋭、解其紛、和其光、同其塵」から ) 俗世間歩調を合わせること。「和光同塵
    1. [初出の実例]「久遠正覚の如来、雑類同塵したまふらん」(出典:撰集抄(1250頃)一)
    2. [その他の文献]〔陸機‐贈馮文羆遷斥丘令詩〕

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普及版 字通 「同塵」の読み・字形・画数・意味

【同塵】どうじん(ぢん)

世俗と同じ暮らしかたをする。〔老子、五十六〕其の兌(だ)(耳目)を塞(ふさ)ぎ、其の門(口)を閉(とざ)し、其の欲望)を挫き、其の忿(憤怒の情)を解き、其の光を和らげ、其の塵に同ず。是れを玄同と謂ふ。

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