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和光同塵 ワコウドウジン

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デジタル大辞泉の解説

わこう‐どうじん〔ワクワウドウヂン〕【和光同×塵】

《「老子」4章「和其光、同其塵」から。光をやわらげてちりに交わるの意》自分の学徳・才能を包み隠し俗世間に交わること。
仏語。仏・菩薩(ぼさつ)が本来の威光をやわらげて、ちりに汚れたこの世に仮の身を現し、衆生を救うこと。

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とっさの日本語便利帳の解説

和光同塵

光を和らげ塵に同ず。際立ち目立つところをなくすこと。

出典|(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」
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大辞林 第三版の解説

わこうどうじん【和光同塵】

〔老子「和其光、同其塵」〕 すぐれた才能を隠して、俗世間に交わること。
〘仏〙 仏が、仏教の教化を受け入れることのできない人を救済するため、本来の智慧ちえの力をやわらげ、人々の受け入れやすい姿をとって現れること。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

和光同塵
わこうどうじん

光を和らげ塵に同ずること、すなわち、自らの智徳(ちとく)の光を隠して世俗のなかに立ち交じること。『老子』第4章、第56章に「其(そ)の光を和し、其の塵に同ず」として出る。それがのちに仏教に取り入れられ、『注維摩詰経(ちゅうゆいまきつきょう)』や天台の『摩訶止観(まかしかん)』では、仏・菩薩(ぼさつ)が衆生(しゅじょう)教化のために、その本身を変じて応化(おうけ)の姿をとることをいうようになった。さらに日本では本地垂迹(ほんじすいじゃく)説に関して用いられるようになり、仏・菩薩が日本の神祇(しんぎ)としてかりに姿を現すことをさすようになった。和光垂迹ともいう。[末木文美士]

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世界大百科事典内の和光同塵の言及

【神仏習合】より

…その代表的なものは紀州熊野信仰である。 中世,習合思想のスローガンであった和光同塵(わこうどうじん)の語はその源は中国の道教にあるが,仏菩薩がその慈悲広大の光を隠し人間俗界の塵に交じって神とあらわれる化身的意味に用い,これを各地の神社について民衆にわかりやすく説くため歴史物語化した縁起の類がつくられ,これが絵巻物や本地物とよばれる一群の御伽草子となっていっそう普及した。また密教の曼荼羅(まんだら)をまねて神祇の姿あるいは本地となる仏の像を並べ,これに社頭の風物を配した習合(垂迹)曼荼羅図がつくられたのは,社参の労を省き,日常生活のなかで御利益を祈る礼拝対象とせんがためであった。…

※「和光同塵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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