同文(読み)ドウブン

精選版 日本国語大辞典 「同文」の意味・読み・例文・類語

どう‐ぶん【同文】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 文字・文章が同じであること。同じ文字や文章。どうもん。「以下同文」
    1. [初出の実例]「巴氏が己に与へたると同文なる簡短の書翰を遺し置き」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉前)
    2. [その他の文献]〔礼記‐中庸〕
  3. 日本と中国とにおけるように、互いに異なる国家や民族で、使用する文字が同じであること。どうもん。「同文同種
    1. [初出の実例]「相互の間に同人種同文といふ特殊の親しみを持ち」(出典:明治大正見聞史(1926)〈生方敏郎〉明治時代の学生生活)

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普及版 字通 「同文」の読み・字形・画数・意味

【同文】どうぶん

同じ文字を用いる。〔史記、秦始皇紀〕法度衡石(かうせき)・尺を一にし、車は軌(き)を同じうし、書は字を同じうす。

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