同気相求む(読み)どうきあいもとむ

故事成語を知る辞典 「同気相求む」の解説

同気相求む

同じ気質気心を持った者は、互いに求め合う、ということ。

[使用例] 三人が結んだあの親密な同盟も、何の事は無い、日本語不自由組の同気相求めた結果のものに過ぎなかったのではないか[太宰治惜別|1945]

[由来] 「易経けん文言」に引用されている、孔子のことばから。「同声相応じ、同気相求む(同じ波長の音は共鳴し合い、同じ気質の者は求め合う)」とあり、立派な人物が現れれば、それを補佐する人物も必ず現れる、ということを述べています。

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ことわざを知る辞典 「同気相求む」の解説

同気相求む

同じ気質や気心を持った者は、互いに求め合う。同種のものは自然に集まる。気の合う者は互いに寄り合う。

[解説] 「易経―乾卦」の「同声相応じ、同気相求む」によることば。

[類句] 類は友を呼ぶ

英語〕Like will to like.(似たもの同士は集まる)

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