デジタル大辞泉 「名残の花」の意味・読み・例文・類語 なごり‐の‐はな【名残の花】 1 散り残っている花。残花。多く桜をいう。2 連句で、名残の折の裏に詠む花。歌仙では名残の裏の5句目に花の句を詠み込む。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「名残の花」の意味・読み・例文・類語 なごり【名残】 の 花(はな) ① 散り残っている花。花盛りをしのばせる花。《 季語・春 》[初出の実例]「春をしたふなごりの花も色くれぬとよらの寺の入相の空〈藤原実兼〉」(出典:玉葉和歌集(1312)春下・二八三)② 連句で名残の折によむ花。歌仙では名残の裏の第五句目に花の句をよみこむ。においの花。[初出の実例]「或は哀傷の席といふ時は、大旨宗匠のほ句なれば、名残(ナゴリ)の花をも宗匠に望む事也」(出典:俳諧・貞享式海印録(1859)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例