名物切(読み)メイブツギレ

デジタル大辞泉 「名物切」の意味・読み・例文・類語

めいぶつ‐ぎれ【名物切/名物▽裂】

1 中世から近世初期にかけて、主として中国の宋・元・明から伝来した織物。名物の茶入れ・茶碗などの袋や掛け軸の表装などに用いられ、珍重された。金襴きんらん・緞子どんす・間道かんとうなど。伝来の時代によって、古渡り・中渡り・後渡り・今渡りなどに分類する。
2 古筆切の中で、特にすぐれたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の名物切の言及

【名物】より

…また千家名物,燕庵名物というように,特定の固有名詞を冠して用いる場合もあるが,これらはその家の著名な道具を示している。その他,名物記(《松屋名物記》など名物の目録),名物裂(めいぶつぎれ)(著名な染織物),名物切(古筆切の名品),名物手(大井戸茶碗など名物に分類される主として陶器に関する呼称)などの成語がある。【戸田 勝久】。…

※「名物切」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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