名立寺(読み)みようりゆうじ

日本歴史地名大系 「名立寺」の解説

名立寺
みようりゆうじ

[現在地名]名立町名立大町 寺山

名立なだちおお町の東寄りの寺山てらやまにあり、石垣をめぐらした広大な境内をもつ。通称は「なだちでら」で、江崎山と号し、曹洞宗本尊は泰澄作と伝える聖観世音菩薩。寺伝では永正年間(一五〇四―二一)開基と伝え、「越後名寄」は文明年中(一四六九―八七)上杉能景の所建という。江戸時代には加賀前田氏の参勤交代の宿所となり、赤門として知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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