名花十二客(読み)めいかじゅうにかく

精選版 日本国語大辞典 「名花十二客」の意味・読み・例文・類語

めいか‐じゅうにかくメイクヮジフニカク【名花十二客】

  1. 〘 名詞 〙 中国、宋の張敏叔が一二の名花を一二種の客にたとえたもの。牡丹を貴客、梅花を清客、菊花を寿客、瑞香(沈丁花)を佳客、丁香丁子)を素客、蘭花幽客蓮花を静客、酴釄(どび)を雅客、桂花仙客薔薇を野客、茉莉(まつり)を遠客、芍薬を近客とする。南画家が好んで描く。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android