菊花(読み)キクカ

デジタル大辞泉 「菊花」の意味・読み・例文・類語

きく‐か〔‐クワ〕【菊花】

1 菊の花。《季 秋》
2 薫物たきものの名。菊の花の香を模したもの。丁字香ちょうじこう・沈香じんこう・麝香じゃこうをねり合わせてつくる。菊の露。
[類語]花・草花・生花・生け花・切り花・盛り花・押し花・造花・ドライフラワー・花束・ブーケ・花輪・レイ・徒花あだばな・無駄花・初花・国花・県花・名花・梅花・桜花・綿花・菜の花・落花

きっ‐か〔キククワ〕【菊花】

⇒きくか(菊花)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「菊花」の意味・読み・例文・類語

きっ‐かキククヮ【菊花】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 菊の花。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「登レ高遠望坐二花院一。翫二菊花一菊花黄」(出典:経国集(827)一三・九日翫菊花篇〈嵯峨天皇〉)
    2. 「其菊花(キククヮ)香しき頃」(出典:基督信徒の慰(1893)〈内村鑑三〉一)
  3. ② 薫物(たきもの)の名。六種(むくさ)の薫物の一つ。菊の花の香に似せて、沈香、丁子香、麝香(じゃこう)などを練り合わせたもの。
    1. [初出の実例]「きっくゎ、黒方など皆たき物名なり」(出典:砌塵抄(1455頃))
  4. ③ 中世、薬の名。
    1. [初出の実例]「早旦服二菊花一。不老不死仙薬也」(出典:経覚私要鈔‐文安五年(1448)九月九日)

きく‐の‐はな【菊花】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. ① キク科植物の花の総称。《 季語・秋 》
      1. [初出の実例]「酒酣皇帝歌曰、このころのしぐれの雨に菊乃波奈ちりぞしぬべきあたらその香を」(出典:類聚国史‐七五・曲宴・延暦一六年(797)一〇月癸亥)
      2. 「元気也上家をもたぬ菊の花」(出典:俳諧・文政句帖‐五年(1822)八月)
    2. ② =きくいし(菊石)
      1. [初出の実例]「菊川は坂の下なり。河上は菊が淵と名づく。菊のはなありといふ」(出典:仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)三)
  2. [ 2 ] 狂言。和泉流。無断で京都見物した太郎冠者が、菊の花の歌をよんで上臈(じょうろう)にほめられ、酒宴に誘われたが結局失敗した話を主人に語り、叱られる。大蔵流では、「茫々頭(ぼうぼうがしら)」。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「菊花」の読み・字形・画数・意味

【菊花】きくか(くわ)

菊の花。唐・杜甫〔復た愁ふ、十二首、十〕詩 (つね)に恨む、陶彭澤(はうたく)(淵明) 錢無くして(九月の)に對せしを

字通「菊」の項目を見る。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「菊花」の解説

きくか【菊花】

漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。キク科キクの頭状花序(とうじょうかじょ)を乾燥させたもの。解熱、消炎、解毒、抗菌、血圧降下などの作用がある。高血圧の諸症状をともなう慢性の頭痛に効く釣藤散(ちょうとうさん)などに含まれる。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「菊花」の解説

菊花 (キク)

植物。キク科キク属の草の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

[名](スル)1 別の衣服に着替えること。特に夏冬の季節に応じて改めること。平安時代には、陰暦4月1日、10月1日に行われた。江戸幕府では、このほかに5月5日・9月9日などにも着替える定めがあった。現...

衣替えの用語解説を読む