菊花(読み)キクカ

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典の解説

きくか【菊花】

漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。キク科キク頭状花序(とうじょうかじょ)を乾燥させたもの。解熱消炎解毒抗菌血圧降下などの作用がある。高血圧の諸症状をともなう慢性の頭痛に効く釣藤散(ちょうとうさん)などに含まれる。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

大辞林 第三版の解説

きくか【菊花】

〔「きっか」とも〕
菊の花。
菊の花の文様。
六種むくさの薫物たきものの一。菊の香に模したもので、丁子香ちようじこう・沈香じんこう・麝香じやこうなどを練り合わせる。秋の薫物。

きっか【菊花】

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

菊花 (キク)

植物。キク科キク属の草の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

きく‐の‐はな【菊花】

[1] 〘名〙
① キク科植物の花の総称。《季・秋》
※類聚国史‐七五・曲宴・延暦一六年(797)一〇月癸亥「酒酣皇帝歌曰、このころのしぐれの雨に菊乃波奈ちりぞしぬべきあたらその香を」
俳諧・文政句帖‐五年(1822)八月「元気也上家をもたぬ菊の花」
仮名草子東海道名所記(1659‐61頃)三「菊川は坂の下なり。河上は菊が淵と名づく。菊のはなありといふ」
[2] 狂言。和泉流。無断で京都見物した太郎冠者が、菊の花の歌をよんで上臈(じょうろう)にほめられ、酒宴に誘われたが結局失敗した話を主人に語り、叱られる。大蔵流では、「茫々頭(ぼうぼうがしら)」。

きっ‐か キククヮ【菊花】

〘名〙
① 菊の花。《季・秋》
※経国集(827)一三・九日翫菊花篇〈嵯峨天皇〉「登高遠望坐花院。翫菊花菊花黄」
※基督信徒の慰(1893)〈内村鑑三〉一「其菊花(キククヮ)香しき頃」
薫物(たきもの)の名。六種(むくさ)の薫物の一つ。菊の花の香に似せて、沈香、丁子香、麝香(じゃこう)などを練り合わせたもの。
※砌塵抄(1455頃)「きっくゎ、黒方など皆たき物名なり」
③ 中世、薬の名。
※経覚私要鈔‐文安五年(1448)九月九日「早旦服菊花。不老不死仙薬也」

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