精選版 日本国語大辞典 「向合」の意味・読み・例文・類語
むかい‐あわせ むかひあはせ【向合】
〘名〙
① 互いに向き合うようにすること。また、その状態。向かい合い。
むかい‐あわ・す むかひあはす【向合】
[1] 〘他サ五(四)〙 互いに正面を向くようにする。向かい合わせる。
※うもれ木(1892)〈樋口一葉〉八「劃どりの内の画は、表面対の金銀閣寺、裏面向(ム)かひ合(ア)はす湊川稲村が崎」
[2] 〘他サ下二〙 ⇒むかいあわせる(向合)
むかい‐あ・う むかひあふ【向合】
〘自ワ五(ハ四)〙 互いに正面を向いて対する。向き合う。
むかい‐あわ・せる むかひあはせる【向合】
〘他サ下一〙 むかひあは・す 〘他サ下二〙 =むかいあわす(向合)(一)
※史記抄(1477)六「車さかしきと云ものを、門の処には車を二両左右に轅を向いあわせて門とするぞ」
むき‐あ・う ‥あふ【向合】
〘自ワ五(ハ四)〙 互いに体の正面を向け合う。相対する。向かい合う。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※尋常小学読本(明治三六年)(1903)三「にじは、日とむきあって、でるものです」
むき‐あい ‥あひ【向合】
〘名〙 向き合うこと。向かい合い。
※遠西観象図説(1823)中「毎朔日・月同経度に会し、毎望一百八十度を隔てて対衡(〈注〉ムキアヒ)すといへども」
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