精選版 日本国語大辞典「同宿」の解説
どう‐しゅく【同宿】
〘名〙 (近世まで「どうじゅく」)
② (━する) 同じ宿や家に泊まりあわせること。同じ家、建物に住むこと。また、その人。
※今昔(1120頃か)二四「我幸に君と同宿せり」 〔晉書‐桑虞伝〕
③ (━する) 同じ寺の僧坊に住むこと。同じ寺に住み、同じ師僧について学ぶこと。また、その人。同僚の僧。
※今昔(1120頃か)二八「異僧と同じ房宿したりけるに、其の同宿の僧の見ければ」
④ (操り、義太夫関係者の隠語から) ともだち。仲間のこと。
※滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)下「『どうじゅく(〈注〉トモダチ)』『つなが(〈注〉見ろ)』つし」
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