普及版 字通 「吠」の読み・字形・画数・意味


7画

[字音] ハイ・バイ・ベイ
[字訓] ほえる

[説文解字]
[その他]

[字形] 会意
口+犬。〔説文二上に「犬鳴くなり」とあり、〔詩、召南、野有死麕(きん)〕に「尨(いぬ)をして吠えしむること無(なか)れ」の句がある。ほえることをいう語になお・吼(こう)などがあり、いずれも擬声語である。国語の「ほゆ」もその頭音は同系の音。〔日本霊異記、上二〕に「・吠 保由(ほゆ)」の訓がある。

[訓義]
1. ほえる、犬がほえたてる。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕吠 犬保由留(いぬほゆる) 〔名義抄〕吠 ナク 〔字鏡集〕吠 サケブ・ホユ・ナク

[熟語]
吠噬吠形吠犬吠狗吠蛤・吠吠日吠声吠雪
[下接語]
遠吠・狂吠・驚吠・狗吠・群吠・犬吠吠・号吠・鳴吠

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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