周敷神社・藤原神社合殿(読み)すふじんじや・ふじわらじんじやごうでん

日本歴史地名大系 「周敷神社・藤原神社合殿」の解説

周敷神社・藤原神社合殿
すふじんじや・ふじわらじんじやごうでん

[現在地名]東予市国安

国鉄予讃本線壬生川にゆうがわ駅の西方四キロにある。祭神は天忍男命・天照大神(周敷神社)素戔嗚尊・脚摩乳命・手摩乳命(藤原神社)

周敷神社は延喜式内小社で、桑村くわむら郡式内三社の一社であった。国安くにやす高田たかた両村の中間部に鎮座していたが、大明神だいみようじん川が氾濫するため、宝暦三年(一七五三)に国安村の上に奉遷し、藤原神社と社地を並べていたが、のちに区画を除き一境内となった。

藤原神社は旧郷社。応徳元年(一〇八四)八月播磨国広峰ひろみねより勧請し、国安・高田両村の氏神として奉斎したと伝える。

現在周敷神社は周布しゆふ(もとの周布郡)と国安(もとの桑村郡)とにある。享保五年(一七二〇)正月国安村の神主から、式内社周敷神社は国安が本家だと訴えがあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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