周流(読み)シュウリュウ

デジタル大辞泉 「周流」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐りゅう〔シウリウ〕【周流】

[名](スル)
水などがめぐり流れること。
「覆といを通じてニール河の水を引き、此室を―せしむ」〈青木輔清訳・万国奇談〉
めぐり歩くこと。周遊
「―横行人民も其居を定め」〈福沢文明論之概略

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「周流」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐りゅう シウリウ【周流】

〘名〙
① 川などがめぐり流れること。
※万国奇談(1873)〈青木輔清訳〉「地下に覆樋(とひ)を通じてニール河の水を引き、此室を周流せしむ」
② あちらこちらめぐり歩くこと。へめぐること。周遊。
菅家文草(900頃)三・行春詞「欲春風憎、周流四望睇先凝」 〔史記‐貨殖伝〕
③ 広くゆきわたること。
※室町殿日記(1602頃)序「夫古人之述記者于世周流しければ、綿々と爰へ曳申を略す」

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普及版 字通 「周流」の読み・字形・画数・意味

【周流】しゆうりゆう(しうりう)

広くめぐる。〔楚辞離騒〕覽(み)て四極を相し 天にして余(われ)乃ち下る

字通「周」の項目を見る

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