和して同ぜず(読み)ワシテドウゼズ

デジタル大辞泉 「和して同ぜず」の意味・読み・例文・類語

してどうぜず

《「論語子路から》君子は人と協調するが、安易に同調したり雷同したりすることはない。主体的に人とつき合うべきであるということ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

故事成語を知る辞典 「和して同ぜず」の解説

和して同ぜず

他人との付き合いの上で、主体性を失わないこと。

[使用例] 当時流行歌学にも歌合にも、彼は、和して同ぜずという態度で臨んでいたと察せられる[小林秀雄西行|1942]

[由来] 「論語―子路」に出て来る、孔子のことばから。「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず(立派な人物は、他人と仲よく付き合うが、安易に同調はしない。つまらない人物は、他人に安易に同調するが、けっして仲よくは付き合わない)」とあります。

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