和泉平村(読み)いずみだいらむら

日本歴史地名大系 「和泉平村」の解説

和泉平村
いずみだいらむら

[現在地名]春野町和泉平

堀之内ほりのうち村の北東気田けた川支流不動ふどう川の右岸に北東から流れ込む沢の水源地周辺に位置する。元和期(一六一五―二四)には中谷村大西おおにし村・原山はらやま村・泉平いずみだいら村の四村があったが、その後一村に統合されて和泉平が村名となったという(掛川誌稿)正保郷帳には泉平大西村とあり、永九貫文、うち心月寺領五〇文・随伝寺領二二文・大尺領一〇〇文。松・雑木草山と注記される。元禄郷帳では高一七九石余。江戸時代の支配領主の変遷堀之内村と同じ。寛保二年(一七四二)の田畑屋敷一七町五反余、うち田二町六反余・畑一三町四反余・屋敷九反余(「高反別書上」渡辺家文書)。小物成は売物二割出・黐役・駒役・鉄砲役などが賦課され(年未詳「犬居領四一ヵ村小物成等書上」白川家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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