和間神社(読み)わまじんじや

日本歴史地名大系 「和間神社」の解説

和間神社
わまじんじや

[現在地名]宇佐市松崎 浮殿

松崎まつさき東端寄藻よりも川の西岸にある。同川の川中には当社浮殿うきでんが建つ。文政年中(一八一八―三〇)に南北の鶴田つるだ新田が開発されるまで付近は周防灘が湾入し、寄藻川の河口にあたっていた。当社地先の海浜は和間浜とよばれ、宇佐宮の最も重要な神事の一、放生会(現在の仲秋祭)が執行された地である。八幡大神・比売大神・神功皇后の三柱などを祀り、旧郷社。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android