唐松観音堂(読み)からまつかんのんどう

日本歴史地名大系 「唐松観音堂」の解説

唐松観音堂
からまつかんのんどう

[現在地名]山形市釈迦堂 上唐松

馬見まみさき川上流北岸の岸壁に懸崖造で建立されている。唐松山護国寺と号し、曹洞宗。本尊聖観音。寺伝によれば、正暦元年(九九〇)平清水ひらしみずの住人森山某の妻が戦死した夫の冥福を祈るため小庵を建立し、聖観音を安置したのが始まりといい、険しい山中にあったことから「江滸公庵」とよばれたという。また別に京都一条院の息女豊丸姫が清水観音の霊夢によって出羽の国宝沢ほうざわに住む炭焼藤太(藤原藤太)という長者を訪ねて夫婦の契りを結んだ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む