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商品投資顧問 ショウヒントウシコモン

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デジタル大辞泉の解説

しょうひんとうし‐こもん〔シヤウヒントウシ‐〕【商品投資顧問】

シー‐ティー‐エー(CTA)

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

商品投資顧問
しょうひんとうしこもん
Commodity Trading Advisor

世界の株価指数、債券・金利、通貨、商品など先物(さきもの)・オプションに分散投資する運用者。世界中の顧客から預かった巨額資産を運用するヘッジファンドの一種であり、転じて、先物による運用戦略をさす用語として使われる場合もある。英語名からCTAと略してよばれるほか、日本では「商品投資顧問業者」、「商品取引アドバイザー」ともいわれる。原油、穀物、貴金属などの商品先物より、株価指数、債券・金利、通貨などの金融先物での運用額が大きくなったことから、形骸(けいがい)化した商品投資顧問という名称を避け「マネージド・フューチャーズ」とよぶケースも増えている。
 商品投資顧問は運用規制の少ない先物・オプション市場の特性を生かして機動的に運用戦略をたて、原則として借入金に頼らず流動性の高い上場先物・オプションに投資する特性がある。過去の相場データを材料として、統計学や金融工学を駆使し、独自に開発したコンピュータ・プログラムを活用して運用する。相場の値動きを分析し、相場の上げ下げにかかわらず収益をねらう「トレンドフォロー型」の運用が主流である。このため商品投資顧問が売買に参加することで、相場の変動幅が増幅するとされている。このほか一定の価格・指標を超えると売買する「ブレイクアウト型」、上昇・下落傾向の折り返し点(潮目)を見極めて売買する「カウンタートレード型」、出来高や相場の方向性によって売買を行う「ボリューム・モメンタム型」などの運用手法もある。株式などの現物に投資する商品投資顧問もある。世界的には、イギリスのマンAHLやウィントン・キャピタル・マネジメント、アメリカのAQRキャピタル・マネジメントやグラハム・キャピタル・マネジメントなどが著名である。有力な商品投資顧問の運用成績を表す指標としては、フランスの金融機関ソシエテ・ジェネラルが算出するCTA指数がある。なおアメリカに拠点を置く商品投資顧問は、アメリカ商品先物取引委員会の登録業者として、開示書類の提出が義務づけられている。[矢野 武]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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