形骸(読み)ケイガイ

デジタル大辞泉の解説

けい‐がい【形骸】

精神や生命を別にした、からだ。むくろ。「形骸をさらす」
建物などの、骨組み。「爆破されて形骸もとどめない」
外形だけを残して、実質的な意味を失っているもの。「制度の形骸化」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

けいがい【形骸】

(精神に対して)人の体。肉体。身体。
建物などの骨組み。 「 -を残すのみの古城」
内容・意義を失って形だけが残ったもの。
[句項目] 形骸を土木にす

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

ぎょう‐がい ギャウ‥【形骸】

〘名〙
① (「きょうがい」とも) からだ。肉体。けいがい。
※幸若・笈さかし(室町末‐近世初)「五尺にたらぬきゃうかいをかくしかねたる、口惜や」
② 内容のない、単なる形式。けいがい。〔日葡辞書(1603‐04)〕

けい‐がい【形骸】

〘名〙
① 人や動物のからだ。特に、生命や精神がない、からだ。ぬけがら。遺体。
※菅家文草(900頃)六・九日後朝、侍朱雀院、同賦閑居楽秋水「臣今亦追従緑蘿之身。彼一時也、此一時也。形骸之外、言語道断焉」
※平家(13C前)七「多勢の攻めをまぬかれず、形を古岸の苔にさらし、性命を長河の浪に流す」 〔荘子‐徳充符〕
② 利用されなくなって、もとの形だけが残っているもの。
※漆胡樽(1950)〈井上靖〉二「僅かにその形骸のみを横たへてゐる広い乾河道に沿って」
③ (①から転じて、抽象的に) 内容のない、外形だけのもの。
※妾の半生涯(1904)〈福田英子〉一三「福田は気の毒がりて、機に触れては勧め誘ひたれど、既に無形の娯楽を得たり、復た形骸(ケイガイ)を要せずと辞(いな)みて応ぜず」

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