商物(読み)アキモノ

デジタル大辞泉 「商物」の意味・読み・例文・類語

あき‐もの【商物】

品物を商うこと。また、商品
「汝の夫は―のために、故郷に行くなり」〈折たく柴の記・下〉

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精選版 日本国語大辞典 「商物」の意味・読み・例文・類語

あき‐もの【商物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 商売すること。また、取引材料とすること。
    1. [初出の実例]「趙亦不角間以市(アキモノス)於斉」(出典:漢書列伝景徐抄(1477‐1515))
  3. 商売する品物。あきないもの。商品。
    1. [初出の実例]「けふは誰某(たれがし)がよき京入なる。此度の商物(アキモノ)によき徳とるべき祥(さが)になん」(出典:読本・雨月物語(1776)菊花の約)

あきない‐ものあきなひ‥【商物】

  1. 〘 名詞 〙 売買する品物。商品。あきもの
    1. [初出の実例]「市姫の神のいがきのいかなれやあきなひものに千代をつむらん」(出典:為頼集(10C後か))

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