善界坊(読み)ぜがいぼう

精選版 日本国語大辞典 「善界坊」の意味・読み・例文・類語

ぜがい‐ぼう‥バウ【善界坊・是害房】

  1. 唐土天狗。わが国に渡り仏法を妨害しようと太郎坊案内比叡山をうかがったが、天童との問答に負けて逃げ帰ったという。ぜがい。
    1. [初出の実例]「昔、〈略〉大唐より是害房と申天狗の首領、日本へ来れり」(出典:御伽草子・是害坊絵(室町時代物語大成所収)(1308)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android