デジタル大辞泉 「喜助」の意味・読み・例文・類語 きすけ【喜助】 江戸時代、吉原の遊郭で雑用をした若い者の通称。「これ―、どうぞ裏口へ回してよいやうにしてくれろ」〈洒・客者評判記〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「喜助」の意味・読み・例文・類語 きすけ【喜助】 〘 名詞 〙 吉原の妓楼や茶屋で雑用をした若い男の通称。[初出の実例]「コレ喜介どふぞうら口へ廻して」(出典:洒落本・客者評判記(1780)素人狂言に実の入た独息子のちょんちょん幕) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「喜助」の解説 喜助 きすけ 森鴎外の小説「高瀬舟」の主人公。弟殺しの罪にとわれ遠島になり,同心羽田庄兵衛に護送され京都から高瀬川をくだる舟にのる。島流しがきまった際もらった200文(もん)の金をよろこび,弟殺しは自殺をはかった弟を苦しみからすくうためだったと庄兵衛にかたる。大正5年「中央公論」に発表。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例