嘉儀(読み)カギ

精選版 日本国語大辞典 「嘉儀」の意味・読み・例文・類語

か‐ぎ【嘉儀】

  1. 〘 名詞 〙
  2. めでたい儀式。祝いごと。よろこびごと。慶事
    1. [初出の実例]「為歳暮嘉義、小袖三被相贈之」(出典上杉家文書‐(年未詳)(1615‐32頃)一二月二三日・徳川秀忠御内書)
    2. 「例年の嘉儀(カギ)、恙(つつが)なく相勤めまするやう」(出典:歌舞伎・名誉仁政録(1852)序幕)
  3. 祝いの気持。祝いの言葉。
    1. [初出の実例]「表へは知音(ちいん)近づきの衆中、茂太夫帰宅の嘉儀(カギ)を申に参らるる」(出典:浮世草子傾城色三味線(1701)湊)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android