嘉元鐘(読み)かげんしよう

日本歴史地名大系 「嘉元鐘」の解説

嘉元鐘
かげんしよう

長勝寺の鐘楼に収められている梵鐘。嘉元四年(一三〇六)の刻銘があり、津軽地方の中世史研究に重要な金石史料。大きさは丈三尺七寸・径二尺五寸である。「かげんのかね」ともいう。「津軽俗説選」に

<資料は省略されています>

とあり、相模国で鋳造され、本来十三とさ(現北津軽郡市浦村)地方にあったことを推測させる。従来この鐘はもと藤崎ふじさき(現南津軽郡藤崎町)平等教びようどうきよう(のち万蔵寺)にあったと伝え、鋳造の動機は、銘文にある大檀那崇演の元執権北条貞時が、得宗領を管理掌握する津軽周辺の御内人たちの結束をより強固にするため、洪鐘鋳造を企画したといわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...

元服の用語解説を読む