精選版 日本国語大辞典 「嘉祥食い」の意味・読み・例文・類語 かじょう‐ぐいカジャウぐひ【嘉祥食・嘉定ヂャウ食】 〘 名詞 〙 嘉祥の日に菓子を食べること。また、その風俗、儀式。嘉通物。嘉通(かつう)。《 季語・夏 》嘉祥食〈和漢三才図会〉[初出の実例]「嘉定食(カヂャウクイ) 六月十六日。十六銭を好物を調、独食(ひとりぐい)にすると云り」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641) 末夏)「折ふし扇屋の長左が座敷は、今日嘉祥喰(カシャウクイ)とて二口屋がまんぢう、道喜が笹粽(ささちまき)、虎屋のやうかん、東寺瓜〈略〉取まぜて一六色、はん女様への御調物(みつきもの)」(出典:浮世草子・好色二代男(1684)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例