嘘から出た実(読み)ウソカラデタマコト

デジタル大辞泉 「嘘から出た実」の意味・読み・例文・類語

うそからまこと

嘘のつもりであったものが、結果的に、はからずも真実となること。

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精選版 日本国語大辞典 「嘘から出た実」の意味・読み・例文・類語

うそ【嘘】=から[=より]出(で)た実(まこと)

  1. はじめはうそのつもりであったことが、結果として本当になってしまうこと。
    1. [初出の実例]「サうそから出た実(まこと)でなければ根がとげぬ」(出典浄瑠璃仮名手本忠臣蔵(1748)七)

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ことわざを知る辞典 「嘘から出た実」の解説

嘘から出た実

軽い気持ちや、やむを得ない事情でついたうそが、意外なことに現実になってしまうこと。

[使用例] 彼は嘘から出たまことという言葉を心の裡で思い起こしていた。本当に、彼の結婚は嘘から出た真であった[菊池寛真珠夫人|1920]

[解説] 江戸いろはかるたに採用されたことわざで、古い絵札には遊女が指をつめる場面が描かれていました。

英語〕Many a true word is spoken in jest.(冗談に言われる真実の言葉も多い)

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