四天下(読み)シテンゲ

精選版 日本国語大辞典 「四天下」の意味・読み・例文・類語

し‐てんげ【四天下】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。須彌山(しゅみせん)を囲む八重の海・山の、最も外側の海の四方にあるという四つの大陸東方の弗婆提(ふつばだい・ふばだい)西方の瞿陀尼(くだに)または倶耶尼(くやに)南方閻浮提(えんぶだい)北方の鬱単越(うったんおつ)または倶留(くる)(瞿盧とも)の総称。四天。
    1. [初出の実例]「四手なるは金輪王となりて四天下に王とあらむ」(出典:観智院本三宝絵(984)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む