四天王寺式(読み)シテンノウジシキ

デジタル大辞泉 「四天王寺式」の意味・読み・例文・類語

してんのうじ‐しき〔シテンワウジ‐〕【四天王寺式】

伽藍がらん配置の一方式で、南大門中門金堂講堂南北一直線上に並ぶもの。大阪四天王寺などにみられ、飛鳥時代の代表的なもの。

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精選版 日本国語大辞典 「四天王寺式」の意味・読み・例文・類語

してんのうじ‐しきシテンワウ‥【四天王寺式】

  1. 〘 名詞 〙 寺院伽藍配置形式の一つ。大阪の四天王寺にみられるもので、大陸様式をうけ、中門、塔、金堂、講堂を南北に一直線にならべ回廊で囲んだもの。飛鳥時代に行なわれた。

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世界大百科事典(旧版)内の四天王寺式の言及

【四天王寺】より

…1955年の調査で飛鳥~奈良時代の瓦が塔,金堂,中門周辺から出土し,草創伝承と造営の継続を裏づけた。伽藍配置は中門,塔,金堂,講堂を南北中軸線上に並べる四天王寺式として知られている。623年新羅大使献上の金塔,舎利,幡などが施入され,648年(大化4)阿倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)は塔内に四天王像を安置し,霊鷲山像(りようじゆせんぞう)を造り,塔内四隅には斉明天皇のために天智天皇発願で造立した大四天王像が安置された。…

※「四天王寺式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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