デジタル大辞泉
「四悪」の意味・読み・例文・類語
し‐あく【四悪】
1 《「論語」尭曰から》国を治めるうえでの四つの悪。虐(ふだん民を教育しないで、罪を犯せば殺すこと)・暴(ふだん戒めることをしないで、にわかに功を求めること)・賊(命令を緩やかにしておきながら、期限を厳重に責めたてること)・有司(出し惜しみをすること)。
2 仏語。人の口に生じる四つの悪。妄語・両舌・悪口・綺語。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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し‐あく【四悪】
- 〘 名詞 〙
- ① 仏語。人の口に生ずる四つの悪。妄語・両舌・悪口・綺語をいう。
- [初出の実例]「身三悪。四種謂口四悪」(出典:勝鬘経義疏(611)歎仏真実功徳章)
- ② 国を治める上での四つの悪。民に対して教育を施さず、罪を犯せば殺すこと(虐)、戒めることをせずに功を求めること(暴)、命令をゆるやかにして期限を厳重に責めたてること(賊)、出し惜しみをすること(有司)をいう。
- [初出の実例]「已上これを四悪(しアク)といひて、まつりごとのためにあしきことなり」(出典:寸鉄録(1606))
- [その他の文献]〔論語‐堯曰〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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