四門出遊(読み)しもんしゅつゆう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「四門出遊」の意味・わかりやすい解説

四門出遊
しもんしゅつゆう

仏教伝説釈尊がいまだ出家せず太子であったとき,郊外遊園に遊びに行くためにカピラ城東門を出たところで老人に出会い,次に南門を出たときには病人に,さらに西門を出たときには死者葬列に会って,人生の無常の姿に深く動かされ,さらに北門を出たときに出家者 (沙門) の堂々たる姿に出会って,そこに自分の進むべき道を見出したとされる伝説。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android