四門遊観(読み)シモンユウカン

デジタル大辞泉 「四門遊観」の意味・読み・例文・類語

しもん‐ゆうかん〔‐イウクワン〕【四門遊観】

釈迦しゃか太子だったとき、王城東西南北の4門から出遊して四つの出来事を見て出家決意をしたこと。東門を出てつえにすがる老人を見て、生あれば老あるを悟り、西門を出て病人に会い、生あれば病あるを知り、南門を出て死人に会い、生あれば死あるを知り、北門を出て高徳沙門しゃもんに会い、出家修行の志を立てたという。四門出遊

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精選版 日本国語大辞典 「四門遊観」の意味・読み・例文・類語

しもん‐ゆうかん‥イウクヮン【四門遊観】

  1. 〘 名詞 〙 釈迦が太子として王城にいた時、東西南北の四門から出遊して四つの事件を見て悟りを得たこと。東門を出て杖にすがる老人を見、生あれば老あるを悟り、西門を出て病人に会い、生あれば病あるを知り、南門を出て死人に会い、生あれば死あるを知り、北門を出て高徳の沙門(しゃもん)に会い、出家修行の志をたてたということ。

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