四間道(読み)しけみち

日本歴史地名大系 「四間道」の解説

四間道
しけみち

[現在地名]西区塩町・那古野一丁目、中村区名駅五丁目・名駅南一丁目

納屋なや町筋の西、これと並んで堀江ほりえ町・しお町・大船おおふな町・船入ふないり町・納屋町の裏を南北に走る道筋。元禄一三年(一七〇〇)二月七日、なか橋裏から出火町屋だけでも一千六四〇軒余を焼失した大火(尾州御城下今昔火事記)教訓に、藩はこの道路を四間幅に広げた。四間道の名称はここより生じた(府城志)。別に四間道は大船町筋に比べて土地が低く、ぬかるみの絶えない湿気道との説もある。四軒道とも書かれ、浅間せんげん(那古野一丁目)光明こうみよう院・浄信じようしん寺・神明社(中村区)の四軒の寺社がこの筋にあったことによるともいう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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